2013年11月16日土曜日

【世界の目】グローバル・リサーチ「東京電力の怠慢と危険な重大局面」

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東京電力の怠慢と危険な重大局面:
フクシマの核燃料棒除去…始まりもしないうちに、暗礁に
Tepco Negligence, Dangerous Crisis: Removal of Fukushima Fuel Rods Hits a Bump … Before It Even Starts
グローバル・リサーチ 20131115
東京電力が1982年に怠慢であったため、核燃料棒除去がいっそう困難に
東京電力による核燃料棒を除去する作業は――すでに極めて危険で困難だったが――始まりもしないうちに暗礁に乗り上げてしまった。
その経緯をエネニュース(Enenews)がまとめている――
フクシマ4号炉プールの複数の集合体が「変形」――一体は「く」の字に――東電「失敗は核燃料の取扱中に…25年前」
Multiple assemblies deformed in Fukushima Unit 4 pool One bent at a 90-degree angle Tepco: Mistake occurred when handling the fuel 25 years ago
20131112日付け読売新聞記事「変形・損傷…4号機の燃料3本、取り出し困難」のEXSKFによる英語訳――
東京電力は12日、今月中に取り出し作業が始まる福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールの1533本の燃料に、変形などのために取り出しが困難なものが3本あることを明らかにした。
On November 12, TEPCO disclosed that there were three fuel assemblies [...] in the Spent Fuel Pool of Reactor 4 [...] that were deformed and would be difficult to remove.
20131113日付け福島民友記事「震災前に取り扱いミス 4号機プールに損傷核燃料3」のEXSKFによる英語訳――
東電によると、損傷した燃料の1体は「く」の字に折れ曲がっている状態。25年ほど前に燃料を取り扱う際に失敗し曲がった。ほかの2体は10年ほど前に破損が分かり、異物などの混入で外側に小さな穴が開いた状態という。
According to TEPCO, one of the damaged fuel assemblies is bent at a 90-degree angle [literal meaning: bent in the shape of a Japanese character "
"; actual angle could be less]. It was bent 25 years ago when a mistake occurred in handling the fuel. The other two were found to be damaged 10 years ago; there are small holes on the outside from foreign objects.
Enenewsクリップから――
20131114日付けジャパン・タイムズ記事(Risky fuel removal about to start):
東京電力は今週はじめ、損傷して、除去が困難だと思われる集合体を3体見つけたが、担当者らはその損傷が311日の惨事の前に発生したようだと語った。
20131114日付けロイター記事(Some spent fuel rods at Fukushima were damaged before 2011 disaster):
東京電力は8月発行の情報開示文書の末尾にある短い注記で、はるか以前の1982年に集合体の1体が損傷を受け、運搬中の取り扱いミスにより折れ曲がってしまっているという。同社は20104月の説明書で、原子炉建屋の貯蔵プール内の収納枠で他の2体の使用済み核燃料がワイアに引っかかったようだといっていた。東京電力の広報担当、永井義一氏は火曜日、その2体の燃料棒には、ピンホール程度の割れ目があり、低レベルの放射性気体類が漏れているとロイターに語った。……損傷した集合体に対処しなければならないので、(その他の核燃料の取り出しも)もっと困難になるだろう……
20131114日付けロイター記事(Some spent fuel rods at Fukushima were damaged before 2011 disaster):
東京電力広報担当、吉田まゆみ氏は「3体の核燃料集合体は……はキャスクによる運搬ができません。当社は現在、これらの核燃料集合体を共用核燃料プールに搬送する方法を検討しております」と語った。
なぜ東京電力は、これら損傷した核燃料集合体を修復するなり、移動するなりすることを何十年間か前にやっておかなかったのだろう?
東京電力がこれらの問題を発生時に処理しておかなかったという失策のため、キューバ・ミサイル危機からこのかた最大の危険な重大事態(The Most Dangerous Moment Since the Cuban Missile Crisis)を解消する同社の企てがなおいっそう困難になっている。

東京電力はその他にも、多年にわたって正気と思えない怠慢行為――そして犯罪行為――を積み重ねてきた(Criminal Corporate Cronyism)。

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